peach's blog

障がい者の目線でいろんな記事を書いています。

”特別支援学校”を知ろう!

こんばんは。peachです。

先日『インクルーシブ教育』の記事を目にしました。この記事を読むまで、私は現在でいう”特別支援学校”の存在が当たり前だと思っていました。

地域の子供のなかには、”適切な支援が必要な子”がいますね。そういう子たちは通うところが普通学校ではなく現在でいう”特別支援学校”(昔は聾学校、盲学校、養護学校)でした。今日はそのお話をします。

 

◇”特別支援学校”とは?

2007年に校名変更が認められるまでは、全国的に聾学校、盲学校、養護学校という言い方でした。現在は校名変更したところが増えてきていますね。

『幼稚園、小学校、中学校、高校』に準じた同等教育をそれぞれに合わせて行い、障がいによる困難克服、自立を目的に運営されていると思います。

 聴覚に障害を持つと聴覚機能が低下するので、彼らに必要な教育支援を担う学校が聾学校(現・聴覚特別支援学校)とされています。

視覚に障害を持つと視覚機能低下するので、文字を知る手段や彼らに合った支援教育を担うのが盲学校(現・視覚特別支援学校)とされています。

知的障がい・肢体不自由・病弱な子など、彼らに合わせた支援教育を担うところが養護学校(現・特別支援学校)とされています。『東京学芸大学附属特別支援学校』があるのを初めて知りました。

www.u-gakugei.ac.jp

 

 

◇”適切な支援が必要な子”のレベル

聾学校(聴覚特別支援学校)の場合、幼稚園(幼稚部)は、発声やコミュニケーションスキルを磨くのが基礎になっているので、卒園後は地域の普通学校に編入する子もいました。そういう子の多くは聴力が軽く、*補聴器使用で声を聞き取れるので、子供とその親御さんがそういう選択をするのかなと思います。(あくまで私見です)

聴力が重い子は、聾学校(聴覚特別支援学校)の環境が合うため、そのまま聾学校で教育を受けて進学していきます。

(*補聴器↓)

 

 盲学校(視覚特別支援学校)の内情はよく分かりませんが、知り合いに視力低下で将来を見据え点字を覚えるために、盲学校(視覚特別支援学校)へ編入した人がいました。視覚に障がいがあっても矯正メガネなど補助用具で大丈夫な人は普通学校へ通うので、ケースバイケースかなと思います。

養護学校(特別支援学校)も内情はよく分かりませんが、おそらく一番”適正な支援が必要な子”が多く、配慮と根気が要るのかなと思います。(あくまで私見です)   ただ、知的障がいの人はとても純粋と言われています。ある面はほとんど出来ないのに、別のある面では健常者など比較にならないほど、例えば絵画や音楽の面でもすばらしい能力を発揮している方もいます。

 

◇成人した”適切な支援が必要な子”

各特別支援学校にもよりますが、高校まで・専攻科を出るまでは在籍します。障がいによる困難克服、自立を目的に運営されていますが、卒業した時点で全員が自立できている、というわけではありません。支援学校の中である程度の自分で出来る範囲が広がっていきますが、障がいが軽快するわけではないので、公的支援を必要とします。

私は、特に卒業以降の公的支援や地域・社会の理解や協力が、卒業して成人した彼らの生き方において重要になってくると思っています。家族だけに頼って生きていくのも限界がありますから、地域・社会の理解や知識が豊富な人たち、支援に精通した人たちと手を取り合いやすい社会づくり・地域づくりの推進が必要です。また、障がいだけにスポットを当てた差別や偏見、誤解もなくしていくこと、様々な障がいを知り、障がい者に優しい配慮が出来る人を増やすことも、障がい者の社会参画において必要です。

 

長くなりましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございます 

 

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