『歯』について知ろう!~虫歯編~
こんばんは!peachです♪
みなさん、『歯』を大切にしていますか??『歯』は私たちが食材を味わう上で欠かせない機能を持っています。
*前回の記事はこちら↓
『歯』にどのような汚れがつくか記事にしました。まだ読んでいない方はぜひお読みいただけると嬉しいです♪
今日は『虫歯編』です。健康のためにお読みいただけると嬉しいです♪
◇虫歯とは
虫歯は、歯の硬組織の疾患です。 原因には、「細菌(主にミュータンス菌)」、「歯の質」、「糖質(特に砂糖)」の3つの要素があります。この3つの要素が重なると時間の経過とともに虫歯が発生します。
◇虫歯の発生メカニズム
虫歯の原因菌であるミュータンス菌は、糖質(主に砂糖)をもとに作り出す粘着性の高いグルカン(デキストランなど)によって、歯の表面に強く付着します。 そのグルカンと細菌の塊が「歯垢」です。歯垢中のミュータンス菌などの細菌は、砂糖やその他の糖質を分解して、乳酸などの酸を作ります。 歯垢中の酸により、歯のエナメル質は脱灰(だっかい)され、虫歯になります。一般にエナメル質の脱灰が始まるのは、pH5.5~5.7付近とされています。
◇虫歯の進行状態
虫歯は、主として原因菌であるミュータンス菌が作り出す酸によって歯が溶かされ、崩壊していく病気です。いきなり歯に穴があくわけではありません。 穴があく前の「初期虫歯」から始まります。「初期虫歯」の段階であれば、予防によって改善することができます。しかし、いったん穴があいてしまうと治療が必要となってしまいます。虫歯の進行に従って歯の崩壊は進み、治療も困難になります。
◇CO=初期虫歯
【歯の状態】歯に穴はあいていないが、表面が溶かされてツヤがなくなり、白く濁っ
て見えたり薄い茶色に見えたりする。 【症 状】痛みなどの自覚症状はない。CO(初期虫歯)の状態では、フッ化物の
応用などにより再石灰化を促進させて健康な歯に戻すことができる。
◇C1(エナメル質の虫歯)
【歯の状態】歯の表面(エナメル質)に限局して欠損(穴)ができている状態。 【症 状】痛みやしみる感じはしない。
◇C2(象牙質まで進んだ虫歯)
【歯の状態】虫歯が歯の内部に広がり、象牙質まで進んだ状態。 【症 状】冷たい飲食物がしみる。
◇C3(歯髄まで進んだ虫歯)
【歯の状態】虫歯が歯髄(神経)まで進んでいる状態。 【症 状】激しい痛みがある。
◇C4(歯根だけ残った虫歯)
【歯の状態】歯冠部(歯肉から上の見える部分)がほぼ崩壊し歯根だけ残った状態。【症 状】歯髄(神経)が死んでしまい、痛みがなくなる場合がある。
細菌に感染すると根の先に膿が溜まったり、痛みが起きることがある。
放置すると全身の健康を害する病巣となる。この状態になると、保存
治療は困難になり、通常は歯を抜くことになる。
◇子どもの虫歯
子どもの歯は、歯の表面(エナメル質)が柔らかくて弱いので、歯の表面から虫歯になりやすいです。象牙質はさらに弱い状態なので一気に進行してしまい、歯髄(神経)のところをピュッピュッとやられてしまうので、『痛い!!』と分かりやすいです。また、乳歯は永久歯にくらべるととても弱いです。
◇大人の虫歯
大人の虫歯は、エナメル質が強く固いのでミュータンス菌がいても歯の表面は虫歯になりにくいです。ただ、いつの間にか歯茎が下がっていって、弱った歯茎と歯の間から虫歯になりやすいです。弱い象牙質からじわじわと進行します。 大人の歯が痛くない理由は、歯にだんだんと刺激がくるのでその痛みから逃れようと、抵抗するために神経が象牙質を作って太くなるのです。だから、痛みが歯髄(神経)まで来ない仕組みになっています。そのため進行に気づきにくく、「こんなに虫歯になってたの?」というように気づいた時には進行していることもあるそうです。
◇一晩で虫歯菌は増加する!
歯磨き直後は虫歯菌が少なく、口腔内は清潔な状態となっています。一晩、歯磨きしないで放置すると口腔内の虫歯菌は30倍に増殖してしまいます!!歯磨きをサボることは、自分から虫歯菌を増やすことになります。歯を磨くことは、虫歯菌を減らすのに重要な行為です。
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今回は『虫歯』について記事にしました。虫歯の進行具合と歯の崩壊は比例します。C4まで放置しないで、CO(初期虫歯)で健康な歯に戻せるように、毎日の積み重ねで丁寧に歯磨きをすることが強く美しい歯を保つうえで重要だと理解できたと思います。 次回は、「口臭」について記事にします。 また「peach's blog」をのぞきにきていただければ嬉しいです♪
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