peach's blog

障がい者の目線でいろんな記事を書いています。

〝社会的障壁〟ってなに?

こんばんは!peachです。

前回、2016年4月に施行された『障害者差別解消法』という法律があります!という記事をかきました。

前回の記事はこちら↓

peach8888.hatenablog.com

みなさんは、〝社会的障壁〟って言葉を耳にしたことはありますか?

実は障がいをお持ちの方達は、障がいを持たない人達よりも、普段の生活や社会生活でさまざまな制限を多く受けやすいのです。

「障がいをお持ちの方にとって社会で暮らしにくい、生きにくい」という環境もあります。

何も障がいがない人からするとイメージしにくいかもしれないですね。

 

◇障がいを持つ方が困ること

【早口でわかりにくい説明】

聴覚に障害をお持ちの方は、音に対して不自由しています。補聴器があっても、発音を聞き取れない人もいます。文章が苦手な人もいます。口を小さく開けて早口で話す・まわりくどい説明をする・筆談をしないといったことをされると困ります。

【建物、施設】

身の回りには、建物や施設が多く建ち並んでいますが、急な階段があったり、段差があってスロープがなかったり、車椅子用のトイレが少ないといったところもあります。これらは、四肢に障がいをお持ちの方にとっては不便です。

【制度】

例として、医療制度を十分に説明して納得してもらう努力をしないで、本人が納得しないまま入院や手術をさせられたり、周囲の勝手な判断によって教育制度に制限がかかることなどは辛いことです。これは障がいを持たない人でも嫌ですよね。

【慣行】

障がいがあるから結婚式や葬式など行事に呼ばれないというような、あきらかに障がい者を避ける習慣や風習などがあてはまります。仲間外れに近しいので疎外感を抱きますし、悲しくなります。これも障がいを持たない人でも嫌ですよね。

【観念】

障がい者に対する差別的な考え方です。例えば「障がいをお持ちの方は自動車を運転しないほうがいい」とか、「障がいをお持ちの方は施設や病院に閉じ込めるべき」というような考え方が当てはまります。昔はこのような差別的観念が強かったです。

 

上に挙げたことはほんの一部ですが、これらによって障がいをもつ人たちが生活を送るうえで行動に制限を受けることは〝社会的障壁〟になります。

 

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一人でも多くの方に『社会的障壁』を知っていただければいいなと思っています。

長くなりましたが、お読みいただきましてありがとうございます

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